コトブキヤ
Highend
Master Model
RPZ-03 シールドライガー
タカラトミー(旧トミー)から発売され今もなおブロックスという形で発売し続けている
ロングセラー商品「ゾイド」をコトブキヤがフル可動のプラキットとしてリリース。
第1弾は数あるライガーの中でも始祖にあたる元祖ライガー、シールドライガーです。
ゾイドは1999年の再販シリーズにハマっていろいろ集めていたので
(しかも最初に手にしたゾイドがシールドライガーでした)
是非とも欲しい!!と思ったのですが、コトブキヤのポリキャップは裂けやすい等
あまり良くない噂も聞いていたので様子見してました。
が、もう各地のレビューで欲しい衝動を抑えきれなくなって買ってしまいました(笑
今まで、バイオゾイドシリーズやブロックス等で「可動」するゾイドはありましたが、
それはあくまで「玩具」として動くもので
「フル可動」と呼べるに相応しいゾイドでしかも「プラモデル」での発売はこれが最初となります。
それと、機体ナンバーが玩具版ではRZ-007からRPZ-03に変更されてます。
玩具版のRZ(EZ)とかは敵軍の機体もナンバリングしてるので
少々おかしかったから変えたのでしょうか。
それでも、99年再販ゾイドでのシールドライガーは4番目に出たので
独自の機体ナンバーということでFA?
正面から。
非常にスマートにまとまっています。
玩具版ライガーと。
ならべて見ると、青の濃さなどいろいろ違いますね。
ちなみにどちらもスケールは72分の1です。
これより今回のプラモ版と玩具版を比較していきたいと思います。
全体比較
左がプラモ版、右が玩具版。
これ以降も比較画像は左:プラモ版、右:玩具版です。
玩具版はたてがみにボリュームがあり、
その分頭が大きく見えずんぐりしていたのですが(それがかっこいいんですが
プラモ版は小顔になっています。
頭部比較
玩具版にあった前方の出っ張りがなくなっていて自然なラインのキャノピーとなっています。
また、分かりにくいですがキャノピーにフレーム状のモールドも入ってます。
この出っ張りが好きだったんですが、無くなっちゃったのでちょっと残念。
牙比較
玩具版は安全基準のため先が丸かったりしてたんですが、
プラモ版は容赦無しです。というか刺さりそうでした(笑
歯の本数も増えてリアル感が増してます。
コクピット比較
どちらも目一杯広げた状態です。
プラモ版はポリキャップを使用しておりパカパカ開いたりしませんが、
玩具版のように前方へ出したりは出来ません。
プラモ版。
コクピット内部の計器類なんかも再現されてます。うひょー。
Eシールド展開。
玩具版では上下2つだったのに対し、
プラモ版では左右のたてがみも展開することができます。
また、四肢の付け根にあるフィンも展開することが可能。
こちらはEシールドではなく、冷却システムのようですが。
ブレードライガーのコンプリッションリフジェレイターっぽいですね。
フィンの内部パーツまで再現されてます。
が、ここのパーツ本当に入りづらくて苦労しました。
前脚比較
玩具版の元のデザインを踏襲しつつも独特の解釈とアレンジを加えてます。
後脚比較
こちらも結構アレンジされてます。
脚部に使われているキャップはプラパーツになってます。
そう言えば、玩具版のキャップを動力部のピンに
はめるとグリスでベトベトになった記憶が(苦笑
爪比較
鋭くなってます。
玩具版は爪4本で1パーツに対し、
プラモ版は爪1本につき2パーツ+ポリキャップ1。
それが4つで1つの爪になってます。恐るべきパーツ数。
爪は上下に可動しますが、玩具版ライガーゼロのように左右に開いたりはできません。
脚には金と銀のパーツとスプリングを使用したサスペンションが。
質感良いんですが、金と銀は塗装なのでランナーの切り口が目立ちます。要リタッチ。
背部比較
全体的な構成は変わらないものの、
玩具版ではあった背中のカバーのメッシュがなくなってたりします。
腰のフィン状のパーツは青に変更されてます。
ミサイルポッド比較
展開部分の裏側もあって細かいです。
ちょっと見づらいんですがミサイルポッドの穴が
玩具版では二列にならんだ8個ですが、
プラモ版では間隔を開けた2列x3列の間に2つの穴があります。
ミサイルポッド横のシリンダーは伸縮します。すげー。
背部ビーム砲比較
玩具版に比べてカクカクしてます。軸がポリパーツなので展開しづらいのが難点。
そう言えば、各所の武装の名称が玩具版からほとんど変わってました。
ストライククローがアタッククローになってたり、とか。
三連衝撃砲比較
細かいモールドが追加されてますが、大きな変更はありません。
玩具版で見られるパイプはもうちょっと隠れた位置に移動してます。
後部比較
アレンジはされてますが、さほど変わってません。
尻尾の付け根に青い装甲が追加されてます。
電動部を排除してるので胴体内部に余裕があり、そこにゾイドコアが収納されてます。
カチッと固定できませんが、ポロポロ落ちることはありません。
球体パーツはクリアパーツです。
尻尾の付け根は残念ながら固定で動きません。
尻尾は角度のついたパーツをいくつも繋げているので、
回転させることで若干ではありますが表情を変えることができます。
尻尾比較
ここの武装はかなりアレンジされてます。
フル可動ということでアクションアクション!!
7年前に手にした時はプラモで出るなんて夢にも思わなかったので、
感動しながらポーズつけてる自分がいました(笑
やっぱりライガーはシールドが一番です。ゼロも好きですけど。
じゃれるライガー。
がおー、っと吠えるポーズも見事に決まります。
というわけで、HMMシールドライガーでした。
比較ばっかりのレビューになってしまいましたが、非常に出来の良いキットです。
ただ、ピンが入りにくかったり、足の甲のパーツがなかなか入りにくかったり、と
パーツの精度はガンプラに比べると苦しいものもあって
プラモ初心者にはオススメできません。
また、ランナー33枚・使用パーツ432という細かいキットなので
1日で組むのではなく数日に分けて組むのが良いでしょう。
いや、ホントしばらくランナー見たくないです(笑
その分、出来の良さ、かっこよさは素晴らしいものがあるので、
ゾイド世代、特に自分みたいなシールドライガー好きの方は是非。